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寂しさを我慢していた幼少期

両親ともフルタイムで仕事をしていたため、小さいころから私と5つ歳の離れた姉は、祖父母に世話してもらっていました。

私の家は、田舎の一軒家で広大な田畑を所有しているため
その管理もしなければならず、母はフルタイムで保育士の仕事をしながら、家のこともこなしながら、子育てしていました。
子どもながらに、お母さん大変そうだな、心配だな、と感じていたのを覚えています。

私は厳格な祖父母と多くの時間を過ごし、「子どもらしさ」を出し切ることのできないまま大きくなりました。
また、忙しい両親を困らせたくない、と思い
いつもいい子で手のかからない子どもでした。
本当はもっと家族に甘えたい。もっと子どもらしく過ごしたい、という思いに蓋をして大人になりました。

思春期に入るころには、男子から容姿のことをからかわれることが増え、できるだけ目立たないよう自分の存在を消すように過ごしていました。

 

 

自分の存在意義を探し続けた学生時代

祖父母の影響から
「何か特別なことをしなければ認めてもらえない」
「一番にならないと意味がない」
と結果を求めて、勉強や部活に必死で取り組んだ中学、高校時代。
しかし、どれだけ努力しても最高の結果を手にできないと自分で自分を認められない私は、いつも無価値観を抱き、もっと努力して結果を残さなければ、と常に焦っていました。

大学でも自分の存在意義を証明するため、登山や海外ボランティアなど、様々なことに挑戦するものの、相変わらず自分に自信がなく、仲間に表面的で当たり障りのないことしか話せませんでした。
仲間の集まりの中にいても「私はここにいてもいなくてもいい人間だな」という虚しさを抱いていました。

そんな時に、祖父母の介護、障がい者の施設でアルバイトを経験し、生活に困り感のある人に寄り添う仕事に興味を持ちました。
感謝され、認めてもらえることが自分の存在意義になる気がして、これこそが自分の居場所だ、と思うようになりました。

 

 

特別支援学校教員としてのキャリアと葛藤

大学卒業後は特別支援学校の教員として働きました。
子どもの発達、人の心のケアに興味のあった私は、障害がある児童生徒に寄り添う仕事にやりがいを感じていました。
毎日目が回るように忙しい日々を駆け抜け、自分にとって未知なる経験にチャレンジしながら息つく間もなく過ごしていました。

そんな時に、私にとって弱音が吐ける存在であった同僚を突然自殺で亡くしました。
その同僚の死の後に上司が言い放った「あいつは心が弱かった」という言葉は、私の心にナイフのように突き刺さりました。

教育現場の、お互いにお互いをジャッジしあうような雰囲気、人の痛みに鈍感になっていく現実に絶望し、しばらく病休を取りました。

この仕事を辞めたい、でも…

教師の仕事を辞めたら、また自分の居場所がなくなってしまう…という葛藤の中、結局復職するという選択をしました。

復職後も仕事を続けることへの葛藤は続きました。

生徒が教室を飛び出していくといったことが続き、特定の生徒とうまく関係を作れない自分にも悩み始めました。

 

 

子育てで直面した自分の課題

結婚、出産を経て、しばらく仕事から離れました。
可愛く愛おしいわが子と過ごす時間は本当に宝物のようで、毎日が幸せでいっぱいでした。

ところが、娘が「イヤイヤ期」に入ったころから、楽しかった子育てが苦しくなり始めました。
自己主張ができるようになった娘が自分の思うようにならないと泣き叫ぶ様子を見て、私は「なんでそんなことで泣くの⁈」とイライラしていました。

また、自分自身が自己肯定感が低かったため、娘には自分みたいになってほしくない、いう思いが強く、将来困らないように、と知育や習い事に力を入れ、子育てを頑張ることが自分の存在意義になっていきました。

〇〇教育や〇〇法など、子育てに関する情報をネットで調べまくり実践しますが、その時は上手く子どもに関われたような感じがするのに、結局気付くと子どもにイライラして感情的に怒ってしまう、ということの繰り返しでした。

夫には、
「私が子育てや家事で大変なことを察してほしい」
と思っていましたが、それを言葉で伝えられず、イライラしていました。

近くに住んでいる両親にも、
「母はフルタイムで仕事をしながら子育てを頑張っていたんだから、育休中の私が弱音なんか吐いてちゃいけない」
という思いから頼ることができず、一人で抱え込んでいました。

 

 

LMC協会との出会い

仕事も、子育ても、パートナーシップも、何もかも上手くいかなくて苦しい…
そんな時に、公民館講座で渡辺基子講師のハッピー子育てママ講座を受講し、LMC協会と出会いました。

LMCでの学びを通して、自分自身の黒い感情が出てきました。
私は寂しい、助けてほしい、と言えずにたくさん我慢してきたため、人に対しても
「それくらい我慢すればいいのに。」とか
「それくらい努力でどうにかなるでしょ。」と
自分と同じように他者に我慢することや努力することを求めていました。その思考が生徒や同僚、夫との人間関係のもつれにつながっていたと気づきました。

また、私は幼少期多くの時間を一緒に過ごした祖父母の言動に大きく影響を受け、
「何か特別な存在にならなければならない」
という思い込みがあり、結果を出して人から認められるために努力する、という生き方になっていました。
そのことに気付き、特別頑張らなくてもありのままの自分を受け入れることができるようになりました。

子育てでは、
スキルを学ぶことよりも自分自身の幼少期と深く向き合い、自分ができなかったことを娘に託すことを手放し、娘の甘えを受け入れ、かわいい、愛おしい、という気持ちを感じながら触れ合うことができるようになりました。

仕事については、
自分らしさが出せて、人と心から繋がりながら成長していける環境に身を置きたいと思い、今の仕事を退職してLMC協会の認定講師として活動しよう、と一歩踏み出すことができました。

 

 

 

私のライフミッション、ビジョン

私のビジョンは、

自分の心を満たし自分の軸を整えながら、本音を言い合える家族や仲間と共に充実感を感じながら生活すること

 

私のライフミッションは、

弱音を吐いたり自分の黒い感情を吐き出せる安心安全ポジティブな場を作り、自分の存在意義がわからない人や人生を辛いと思っている人の心に寄り添い、明るい未来を描いて進んでいけるサポートをすることです。

 

「こんなこと言ったら嫌われるかな…」と思って言えずに蓋をしていた感情を吐き出せる場を作り、仕事や子育てを楽しんで活き活きと生きる人を増やしていきたいです。

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