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子供の頃から私は”女って損だな”って思っていました

私の母親は嫁姑の関係に苦しみ、自営業の父を支え、家事を1人で全部背負って、我慢を積み重ねて生きていて、今から9年前、定年直前に病気で亡くなりました。

私は母みたいにはならない。

いつからかそんなふうに思って生きてきたように思います。

そんな私の意識を浮き彫りにしたのが、子育てです。

 

辛かった不妊治療を乗り越えて、待ちに待った赤ちゃんに会えましたが、産後半年ごろには、家事育児をひとりで背負って、何で私ばっかり!ふという強烈な反発心がわきあがっていました。

1人で頑張る母の姿を見て育った私は「家族が支え合うもの」と言うことに執着し縛られていました。

 

大嫌いな言葉、ワンオペ育児。

コンビニもお風呂もいつもこどもと一緒でわちゃわちゃ落ち着かない。

子供が熱を出せば、自分の仕事を調整して、保育園に連絡して、病院に連れて行って

「お願いね」って玄関を出ていく夫に「同じ親なのになんで?!」って思っていました。

 

そんな気持ちを夫には何度も伝えてきました。

でも「家事は主婦がやるもの」という価値観を持ち

愛情表現がドライな夫には、どうしてもわかってもらえず、気持ちを伝えれば伝えるほど絶望感が大きくなっていきました。

 

なんで女性ばかりが我慢しなきゃいけないんだろう

そんな気持ちでいっぱいでした。

 

⁡⁡私は、産後クライシスを経験して「子育て中のママを楽にしたい!」という想いから子育て心理カウンセラーの資格を取得し、子供の幼少期の経験が人生に及ぼす影響の大きさを知りました。

 

自分の幼少期を振り返ってみると、同居していたおばあちゃんが母にとても厳しく、私が母に甘えるとおばあちゃんが怒るので、自分の身を守るために、小学生の6年間は母を無視して過ごしていました。

だから私は、母の膝に座ったり、一緒に買い物に行った記憶がありません。

 

両親は仕事で忙しく、弟が病気で入院したため小学生の私は鍵っ子になりました。

今思うと、放課後、家に帰ってひとりで過ごす自由な時間は、空っぽの時間だったなと思います。

 

この時期に出来上がった、人の気持ちに敏感で自分で何でも解決する、常識知らずで内向的な性格が、いろいろな困難を引き寄せました。

 

高校生活はいじめにあい、3年間単独行動で過ごし、卒業後は彼氏の強い束縛で、やっと就職できた会社を半年で辞めることになりました。

 

地元が嫌になった私は、19歳で沖縄へ移住し、そこで出会った彼と同棲を始めますが、それは人生最大の暗黒期でした。

彼は、機嫌が悪くなると暴力をふるい、私の体はあざだらけになり、消費者金融の借金に追われる生活は、本当に毎日生きた心地がしませんでした。

 

彼に殴らないでと何度もお願いしました

神様に何度も助けてとお願いしました

でも叶いませんでした。

 

いつもそうだ。

高校でいじめにあった時も、誤解だから信じて!と訴えたのに「もう信じられない」と突き放され

卒業後に付き合った彼にも仕事を頑張りたいと説明してもわかってはもらえなかった。

 

私の言葉は伝わらない。それなら、私が死んで暴力を振るうあいつがが死刑になればいい、私の気持ちをわかってもらうには死ぬしかないんだ。みんな、思いしればいい。

 

包丁を持った手がブルブル震えて、私はわんわん泣きました。

 

両親は私を大切に育ててくれた。

そのことを思ったらどうしてもできませんでした。

 

その時、私は、死ぬ覚悟をするほど追い詰められた人を救うのは「愛」しかないんだと強く思ったのです。

 

生きていれば挽回のチャンスは必ずくるもので、5年間の同棲生活のあと、25歳でDV彼氏と別れることができた私は、やっと自由になれた!と新しいスタートを切りました。

 

まずは、なにか手に職を・・・と思い写真館で働くことにしました。これが今の私の最初の一歩です。

 

そして、34歳の時に一度目の結婚。

元夫は優しい人で、こどもがほしくて不妊治療もはじめましたが妊娠することはできなくて気持ちもすれ違い離婚・・・。.

 

それから、縁あって今の夫と結婚。そして冒頭のワンオペ育児、産後クライシスへと突入していくのです。

 

 

子育てや家事に翻弄されながらも起業しカメラマンとして頑張っていた私はついに人生の転機を迎えます。

 

売上をもっと伸ばしたいけど、これ以上は時間も体力も無理だと先が見えなくなっていた私はご縁から吉田淑恵さん主催モテ層ハッピープログラムを受講することを決断します。

 

そこでは、ビジネスの前提に「マインドセット」が必要不可欠であることを教えていただき、私の毎日は本当に天地がひっくり返るほど激変したんです。

 

 

この仕事をもっともっと成功させたいと思うようになり、自分の情熱の源泉を探して、自分のライフミッションを見つけるトゥインクルスター養成講座の受講を決意します。

 

確かに、私の中に燃えるものはあるのに、それがまだ小さな火で、言葉にして出すと綺麗事に聞こえたり、誰かに遠慮しているような、ふんわりしている感じがしていました。

 

講座中、憧れのリーダー像というワークの中で、私が選んだリーダーは煉獄杏寿郎。

選んだ強みカードは情熱と自己信頼感でした。

 

熱くて優しくてちょっと変。私がほしくてたまらない強みと強烈な個性をもっている煉獄さんに憧れていました。

 

「憧れのリーダーが持っている強み、それはあなたの中にもあるものなんです」

 

講師の寺本奈美江さんがそう言った瞬間に涙があふれ、そこからドミノが倒れるように私の記憶の箱がいくつも開いていきました。

 

このワークでわかったのは、

 

目の前で泣いている母を、自分の力不足で救えなくて、自分の無力さに絶望した私がいたこと。

 

そして、少しくらい人と違っても自分の感じたことを言葉や行動で思い切り表現したいと感じてること。

 

私は、お母さんを笑顔にしたかった。

しょんぼりする母を見るたびに小さな自分の心は傷ついていたんだ

 

そして、自分が行動すると誰かに怒られるのが怖くて自分の個性を抑えていたことに気付きました。

 

だからこんなにも、女性が我慢したり、仕事と家庭のバランスに苦しんだり、自分の気持ちを抑えて家族のために動くことに抵抗を感じていたのです。

 

人見知りで自信のない私が発揮できる強みは、寄り添いや共感しかないと思っていたけど、本当は、情熱と自由な感覚をもち、身近な人へ溢れた愛を伝えることができる自分を信じていることがわかりました。

 

私の心の奥で、ずっとくすぶっていた小さな火が、私の中に空いてる穴に広がって、体いっぱいに燃えあがる感覚になりました。

 

トゥインクルスター養成講座の卒業後、さらに幼少期の記憶に変化がありました。

 

サイキック能力を持つ友人の鑑定を受けた時のことです。

彼女は、亡くなった母とおばあちゃんのことを教えてくれました。

 

父から私のお産はとても難産だったと聞いていましたが、私が生まれた瞬間、母は、その後どんな困難があってもチャラにできるほど大きな喜びを受け取った事を伝えてくれました。

 

そして、おばあちゃんはお母さんがお嫁に来てくれたことを本当に喜んで感謝していると。

 

それなら、どうしてお母さんに意地悪したの?おばあちゃんがあんな風にしなかったら家族みんなで楽しく暮らせたのに!

私は泣きながら心の奥から湧き上がる怒りをぶつけました。

ずっといい子で生きてきた私が、初めて駄々っ子になれた日でした。

 

どんな人もその環境や状態に関係なく、生まれただけで幸せ。

 

もし4歳の私を、家族全員がありのまま受け止めてくれていたら…と胸が苦しくなります。

 

でも、今は、どんな私でも受け止めてくれる仲間やメンターの存在があり価値観の違う夫にも、I want +why 私はどうしたい、なぜならば、でまっすぐ気持ちを伝えることができるようになりました。

 

わかってもらえない絶望感に、もうひとりで泣かなくていいんだよってちいさな私に伝えてあげています。

 

これまで、こんな人生の私を支えてくれたすべての人に心から感謝します。

 

「なぜ、その仕事をするのか?」

 

子育ては、未来を動かす人を育てる大切な仕事だと叶理恵さんはおっしゃっていました。

 

人が、毎日を心の底から楽しみ幸せな人生を送っていくためには、子供の頃に楽しいことも不安なことも自分の興味や個性をありのまま、安心して表現できる環境で育つことが大切。

 

それには、それを受け止めるお母さん自身が満たされていて、安定していることが最重要です。

 

私は、合わない枠にはまり、こんなんじゃダメだと自己否定をして自分を傷つけながら生きている人が、背中の羽を見つけて本当の自分の姿で生きること、子供たちへ溢れた愛を手渡せる世界になってほしい。そんな人を増やすために、自分のライフワークとして、LMC協会の活動を続けていきます!

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