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私の家族

 私は物心ついた時から兄に憧れていました。
破天荒で自由で世渡り上手な兄のような男の子に、本気でなりたいと思っていました。
なぜなら手のかかる兄はいつも家族の中心にいて、私も家族みんなから注目して欲しかったからです。
私は
「どうしてみんなお兄ちゃんのことばかりなの?私はいらない子?」
と思っていました。


 私の祖母は人が自分の思い通りにならないとヒステリックになって怒る人でした。
私はそれが嫌で「絶対にこんな大人にはなりたくない!」と思っていました。
そんな祖母の言うことを聞かない兄は祖母から「出来が悪い」と言われ、私はそんな兄と比べて「何でもできる子」というレッテルを貼られました。
祖母を怒らせたくなかった私は「言うことを聞く何でもできる子」でいなくてはいけないと思っていました。
しかし、兄を尊敬していた私は、自分の評価が上がることで兄がもっとダメなレッテルを貼られてしまうのではないかと思うと怖かったのですが、それでも祖母の期待に応えなくてはと頑張っていたら、固くて真面目な弱音を吐けない性格になっていました。

家では祖母、学校では先生の言うことをきくのが当たり前になり、進路について考える時には私の自慢話を親戚に電話で話している祖母の姿が目に浮かび、自分の気持ちよりも条件で選ぶようになっていきました。

そんな祖母の実の娘である私の母は、子供たちの意思を尊重してくれる人でした。
でも、保育士として忙しく働く母に思春期の悩みを相談した時
「人のことはわからん」
と言われ、ただ話を聞いて欲しかった私は突き放された気分になりました。

兄弟4人の中で自分が一番愛されてないかもと思いました。

 

思い込みというブロック

 小学6年生の時、マラソンで1位を取り、母から「すごいね!なんでそんなに早く走れるの?!」と言ってもらえてとても嬉しかったのですが、私は「しょせん村の中のトップだし、自慢できることではない」と思っていました。
いい結果を出しても自分で自分を認められず、誰かから褒められても素直に受け取れないひねくれた性格になっていました。

ずっと他の兄弟よりも母から愛されてないと思い込んでいた私は、結婚して30歳で長女を出産後、母から「母乳だけで育ったのも2歳になるまで育休を取ったのもあんただけやったよ」という話を聞いてすごく嬉しくなりました。
幼少期に母からもっと「大好きだよ」という言葉が欲しかった私は、自分の子供にはなるべく言葉で伝えるようにしていました。
でも、常にそれができるわけではなく、イライラして物に当たったり、罵声を浴びせてしまったりすることもありました。
そんな時はいつも、あれほどなりたくないと思っていた祖母と自分の姿が重なりました。

私は週5日の仕事に加え、家事も育児も全部一人でこなそうとして常に時間に追われ、一人の時間は全くありませんでした。
「結婚も出産も自分が望んで選んできたことだから我慢しなきゃ。イライラするのは自分の頑張りが足らないからだ」とどんどん自分で自分を追い込み、周りに助けを求めたり頼ったりすることが出来なくて、自己嫌悪に陥っていました。
そして不満が溜まってどうしようもなくなると、一人になるために車やトイレに逃げ込んでいました。

 

日本の教育と現状

しかしそんな生活を変えるきっかけがありました。
ある事業のコミュニティーに参加した時、そこには個人事業主として収入を得ているママが何人もいて、海外で活動しているママもいて視野が一気に広がりました。
そこで初めて、
今まで自分の時間を作ろうとする前に「出来ない」「やってはいけない」と自分で思い込んでいたことに気づきました。
子供を夫や親に預けて自分の時間を作ることに罪悪感を持っている自分や、『自己犠牲=愛を与える』ということだと勘違いしていました。
そして私と同じように無意識に自分を責めて傷ついているお母さんが日本にはたくさんいると思いました。

ふと、
誰に言われたわけでもないのになぜだろう?
と考えると、
世の中はこんなにも変容しているのに戦後から変わっていない日本の教育の根本的な考え方がお母さんたちの潜在意識に深く関係していると思いました。

母とはよく日本の教育について話をしていました。
母の仕事に対する熱い思いを聞くたびに、
私も母のように仕事にやりがいを感じて働きたいと思っていました。

 

強い決意

自分の気持ちに気づいたことで以前より家族の雰囲気が良くなり、
お母さんの心の安定が家庭の安定に繋がることを実感した私は
「子育てママ達がポジティブになれるコミュニティーを作りたい!」と思いました。

そのためにはまず自分が理想とする働き方をするために退職を考えました。
でも今まで祖母や先生、上司の言うことを聞いて、無難な人生の選択をしてきた私は自分の意思で辞めることを決められずにいました。
そんな時にこのLMC協会と出逢い、私は3か月間のトゥインクルスター養成講座の中で仲間と一緒に過去の自分と向き合い、カードコーチングを通して自分の気持ちに気づき、安心・安全・ポジティブな場で自分の気持ちを吐き出すことで自分の感情やどうしてそう思っているかなどを相手に伝えることができるようになってくると、2歳になったばかりの次女が自分の気持ちを上手く言葉にできなくて一生懸命に態度で伝えようとしている姿を見て、気持ちを吐き出せずにもがいていた時の自分を見ているようでたまらなく愛おしく感じました。

そして静かに退職を決意したのです。

 

心の変化

カードコーチングを通して自分の気持ちと向き合い、イライラがどこから来ているものなのか俯瞰して見られるようになり、それを言葉に言語化することが出来るようになったことで周りにリクエストして頼ることができるようになりました。
そして今まで子供には「自己肯定感を高く、枠に囚われずに生きて欲しい」と思っていたのですが、
それは私自身が欲しくて求めていたものだったと気づきました。

そのことに気づいた私は、
何でもできる子じゃなくていい!
自分を一番に考えていい!
もっと自分の気持ちを声に出していい!
自分を犠牲にすることなく、人から必要とされる場で自分を認めていきたい!
という言葉を自分自身に言えるようになりました。


私はこれから安心・安全・ポジティブな場とカードコーチングを広めて社会の常識や暗黙のルールに縛られている人を解放したい!そのお手伝いがしたい!
どんどん進化していく時代を生きるママ達の希望になりたい!
人はみんな生まれ持った個性があり、同じ人など存在しないからこそ、自分の存在価値に自分で気づける大人を増やしたい!
そしてその背中を見て育つ子供が大人になる20年後、30年後の日本を変える小さな渦を作っていきたいです!

 

私のビジョンは
【日本の教育と潜在意識を変える】ことです。

 

私のミッションは
【性別の枠、経済的な枠、文化の枠、
地域性の枠、思考の枠に囚われている人を解放し、
本来生まれ持った個性を自由に表現できる人を増やす】
ことです。

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