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私は子どもの頃から常に不安とさみしさを抱えていました。
一人っ子で引っ込み思案、人前で話すなんてもっての外。
友達も少ない幼少期でした。

私は祖母と一緒に住んでいて母は働いていました。
一日のほとんどを祖母と過ごします。
祖母はいつも険しい顔をして、自分の価値観を押し付けてくる、私にとって鬱陶しい存在でした。

公園に行っても砂場で遊べば汚れるからやめろ、といつも祖母の言うことを聞かなければなりません。
何をやるのも、許可を取って「おばあちゃんに怒られないかな」とビクビクしていました。
本当はお母さんと一緒に遊びたいのに
私は母に見守られながら安心して過ごしたいと願っていました。

 

しかし現実は、常に祖母の顔色を伺い、機嫌を取って過ごすような日々でした。
周りにいる大人たちや同級生、町ですれ違う人さえも顔色をうかがって生きていました。

その頃から感情を押し殺すようになりました。
うれしい時も悲しい時も最低限のリアクションで、喜んだあとには悪いことが起きるのではないかと思ったのです。
その原因は、私が小学生の時に日本舞踊を習っていて夏には盆踊りがありました。

習っている子供たちで踊ることになっていて、母が見に来てくれることになっていました。
母と二人の時間を過ごせることが無かったので、とっても楽しみに待っていたのですが最後まで来なかったのです。

家に帰ると家の中には険悪な空気がながれ、なぜ来れなかったのかも聞けなかったのですが、母から「おばあちゃんとけんかになっていけなかった」と聞きました。
そんな理由で…ととても悲しかったのと、祖母への怒りがこみ上げてきました。
それ以来、喜んだり、楽しみに思ったりするのをやめようと思いました。
自分の願いは叶わない、期待は裏切られるものだと思ったからです。

 

小学校の3年生頃に引越しをしました。
引越し先では初めて気の合う友達もでき、その友達といるときだけが安らぎの時間でした。

 


そして高校生になり祖母との関係は一番悪化しました。
私は中学、高校と友達には恵まれたのですが、やりたいことや打ち込めるものが見つからず、焦りと苛立ちを感じていました。
祖母は私のやること全てにケチをつけ、唯一の趣味のお菓子作りも、「金もないのにそんな無駄なものを作るな、料理でもしろ」と言われ、料理をしたら、こんなまずいものを作りやがってと捨てられました。

否定されることばかりで気が狂いそうでした。

口を開けばけんかになり、取っ組み合いのケンカになることもありました。
さらに父の会社の経営が悪化し祖母からお金を借りていて、祖母は事あるごとに、うちには金がないと言い続け、お金の不安も増幅しました。
私にとって家の中は不安で危険、超ネガティブな場所でした。
父は会社がどんな状況かも話さない。
母も黙って耐えている。誰も本音を口にすることはなく会話もない、こんな家族の形は嫌だと思っていました。

 

そして高校3年になり就職活動を始めました。
けれど友達のように人生の夢も目的もなく、夢を語る友達と自分を比べては自分を責め自己肯定感は最悪でした。
自分の軸がないので、面接の練習でも何も答えられることがなく、そんな自分を人に知られることが恐怖で、就活から逃げだしました。

 

高校を卒業してフリーターになりました。
友達の前では明るくふるまっていましたが、ネガティブな人間とバレないように、常に笑顔で過ごして、人からどう見られているかを基準に生きてきて、自分ですら本当の自分がわからない状態になってしまいました。

今の自分はいやだ。
けれどどうしたら変われるのか分からない。

そんな時、スノーボードと出会いました。
常々一つのことに夢中になりたいと思っていたのと、実家にはいたくないという思いもありスキー場で働くことにしました。
母を残して自分だけ家を出るのは申し訳なく思ったのですが、私も限界でした。

 

そこからは実家には寄り付くこともなくスキー場で過ごしました。
一番長くいたのは北海道です。
何も取り柄がないと思っていましたが、好きなことには打ち込める自分を発見しました。


そんな時にボーダークロスの大会があると知り、チャレンジすることにしました。
当時はうまくなりたい一心で毎日滑り、大会では優勝することができました。
27歳までスノーボードを続けましたが心からやり切ったと思ったので、ここからは打ち込める仕事を探そうと思いました。

そしてやっとやりたいことを見つけました。

私は子どもの時から花の香りが好きで、子どもながらに良い香りをかぐと気分がいいなと思っていました。
大人になりアロマテラピーを知り、香りに薬理作用があることも知りました。
私の自己肯定感の低さや、気分の浮き沈みをアロマで変えられるかもかもしれないとアロマの教室へ通いました。
とにかく今の自分から抜け出したいという思いでした。

 

さらに手に職をつけてやればやるほど自信につながるような仕事をしたいと思ったのでリフレクソロジーの仕事につきました。
将来はアロマオイルを使ったリフレクソロジーサロンをやりたいと人生で初めて夢を持つことができました。
そこからはリフレクソロジーサロンを探して働きながら技術を身に付けました。
とてもやりがいを感じたのですが、そこはブラック企業。
威圧的な社長と過酷な労働状況もあり、やっとやりたいことを見つけたのにここでは長く働けないなと思いました。

私は自分に罪悪感を持っていました。
母一人を家に残し自分だけ好きなことをしていたから罰があたったんだと思いました。
子どもの頃から常に自分を責めていたので、何か悪いことが起こるとすべて自分のせいだと思っていました。

 

それから二回転職を繰り返し、仕事ではマッサージの技術などを身につけましたが自信に繋がるどころか、お客様や上司の評価で一喜一憂して自分を認めることができませんでした。

そんなタイミングで結婚することになり、仕事を辞めてほっとしました。
しかし今度は育児に対する不安が生まれました。
自分の軸がない私は子どもにどんな声掛けをしていいかわからず、公園で子どもを遊ばせるのも人の少ない公園を探して人と関わらないようにしていました。

 

子どもが幼稚園に通うようになり少しずつ周りのママとの交流が始まりました。
そんな時幼稚園のママさんに化粧品の仕事に誘われました。
仕事が続かないというコンプレックスがあり、始めるのは怖かったのですが、自分を変えたい、今度こそ仕事でやりがいを感じてお客様の役に立ちたいという思いから、会社勤務ではない形だったのでチャレンジしてみようと思いました。


しかし人に声をかけるだけでも怖いのに、自分の話を聞いてもらう。これは人生最大の勇気がいることでした。
すぐにこの仕事は無理だと思いましたが、ここで辞めたら今までと何も変わらない。
これ以上同じことを繰り返すのは終わりにしたいと思いました。

 

化粧品の仕事は今までとは違ったのは「できない」と相談ができる環境がありました。
何度もくじけそうになりながらも仲間に話を聞いてもらいお客様とも会えるようになりました。
成長したい一心で勉強会にも進んで参加しました。

しかし今度は毎回たくさんのアドバイスをもらい、言われたことを全てやらなければいけない、アドバイスをしてくれる人に悪い気がしてお客様のためではなく、次の勉強会までに報告できることを増やすために行動していました。
そして最終的に勉強会に出ることが苦痛に感じました。


どこまで自分の軸がないのだろう。
今まで以上につらく苦しくなったのです。


今までを振り返り、私の根本的な生きづらさの原因はなんだろう?
常に不安がつきまとい、もやもやした気持ちが続いていたのはなぜだろう?
そう考えたときに私は「人とのコミュニケーションが原因だったんだ」とここでやっと気が付きました。

誰とも本音で話したことがなく、思っていることやその時に感じた気持ちを言葉にして発したことがなかったのです。
苦しい、私は自分の言葉で自分を表現したいんだと気がつきました。

そんな時にLMC協会に出会いました。
カードセッションを受ける機会があり、その時に協会のビジョンを教えてもらい、すぐに興味を持ちました。
人はそれぞれの幸せのコップを持っていると聞いて、わくわくしました。


その後、たしろさと美講師を紹介していただいて、1DAY講座を受けました。
そこではアドバイスはされず、私の話を聞いてもらえました。

なんて気持ちが楽になるのだろう。清々しい気持ちになりました。



そしてもやもやの原因は自分の気持ちを表す言葉を持っていなかったからだと気づきました。
自分の気持ちを言語化して価値観をはっきりさせたいという思いでトゥインクル養成講座を受けました。

トゥインクル養成講座で幼少期からの過去の感情や日々感じたことを言語化することで私にとって信じられないことが起こりました!
40年以上続いていたもやもや感や自己否定の世界から抜け出すことができたのです!

それはネガティブだと思っていた幼少期からの出来事が、その後の自分の強みに繋がっていた事に気づいたからです。
また行動の原動力や向上心にも繋がっていました。

そして人生で初めて自分が今までやってきたことを認められ、大切な愛おしい存在だと思えました。
その瞬間から自分の周りにいる人も自分と同じように大切に思え、世界が180度変わったのです。

私はこの経験をとうして、自分の気持ちや感情を言語化する大切さを痛感しました。
そしてこう思いました。ネガティブな環境で育とうが、ポジティブな環境で育とうがどちらでもいい、自分の思考次第で人生は変わると思えたのです。

 

世の中は必要な時に必要な人が現れたり、必要な出来事が起きていてそこに気がつけるか、この出来事にどんな意味があるのかを常に考えることが大事だと思います。

私のように自信がなく、自己肯定も低く、生きづらさを感じていてもどのように変えればいいか、何をすればいいか分からない人もたくさんいると思います。
私は自分の感情を言語化することで苦しみから抜け出せることができました。
そして仲間の存在の重要性を感じました。

自分の経験からいくら良いアドバイスをもらっても自分が納得していない限り行動に移すことはできません。
仲間の行動や頑張っている姿を見ることで、自ら気づいてこそ行動に移せると思いました。

そして仕事が毎回辛くなる原因もわかりました。
それは自分の成長のために仕事をしていたからです。
仕事を通して達成したいビジョンが全く描かれていなかったのです。

 

私は仕事を通して、
お客様の笑顔をたくさん見れたり、
安心して本音を話せる場作りや、
お互いの得意なことを提供しあったりできる場を作りたい
と思います。

 

私のライフミッションは
自分自身の心と体を大切に扱い、
本来の自分の強みを発揮して自分の人生を生きる人を増やし、
支え合い補い合える社会にしたい
です。

私をおすすめする3つの理由

このようなお悩みはありませんか?

1Day講座を受けるとこうなります