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私は自営業の家で育ち、両親も祖父母も常に働いていたので、
母親とは誰にも頼ることなく、家事も仕事もこなすものだと思っていました。

常に
「ああしなさい」
「こうしちゃダメ」
と育てられた印象があり、

ルールの下で生活するのが当然だったので、小学校では
クラスメイトに、ルールを守るよう求めることで煙たがれましたが、そのうち
人の顔色をうかがい、同調していくことで、集団生活に馴染むようになりました。

 

中学・高校では部活にいそしみ、大学では手話の魅力にどっぷり浸る生活をしていました。

その後、就職してからは仕事ばかりの日々を過ごし、結婚しました。

 

 

そんな私は、結婚当時から妊娠を望んで、いろいろ情報収集しているうちに、
できるだけ人が本来持っている力を大切にした出産ができる産院を探したい、と考えるようになっていました。

ところが、妊娠して受診した産婦人科には、私の気持ちを
受け入れてくれる安心感がなかったので、そのうち助産院で出産したいと思うようになりました。


しかし、私は心臓に小さな疾患があったので、母や夫は医療体制が整っていない助産院でのお産は大反対でした。


そこで、助産院に診断書を持って相談に行くと、先生は私の目を見て
「あなたはどう思うの?」と聞いてくださいました。

間髪入れずに、根拠なく自信たっぷりの笑顔で
「大丈夫だと思います!」と私が答えると、先生は間をおかず

「じゃぁ大丈夫よ」と笑顔で答えてくださいました。


医療が必要な時には医療機関への搬送システムがあること、
医療機器で守られる安全と、気持ちで守られる安全があることをお話してくださり、
受け入れてもらった安心感に包み込まれ、そのままその助産院で無事出産を終えました。

しかし、産後のことは、あまり考えていなかったので、
たまに笑うけれども寝ているか泣くかだけの赤ちゃんと2人だけの生活が
次第に苦しくなってきた
ものの、そんなことを考えるのは母親失格だと思っていたので、誰にも相談することができませんでしたが、
耐えられず、とうとう、母に相談しようと、実家に行きました。

「何やってるの?!」と怒られることを覚悟していたのですが、母はめずらしくゆっくり話を聞いてくれ、

「今はそういう時期なんだよ、それで良いんだよ、赤ちゃんと一緒に暮らすペースがあるんだから、
今は赤ちゃんと一緒にできるコトをすればいいし、赤ちゃんと一緒に行けるところに出かければ良いんだよ。」

と言ってくれました。


叱咤激励されると思っていたのですが、母は何も否定せず、
全てを受け入れてくれ、自分の今のままで良いんだよ、と安心させてくれました。


それまで私は、
母として、主婦として、こうあるべきだという妄想で、自分を縛っていましたが、
それからは、赤ちゃんと行けるところを探して、遊びに行くようになりました。

 

産後も足を運んでいた助産院では、いつでもその時の私を受け入れてくれ、
何かに迷っていても、家事や子育ての手を抜いていても、それで大丈夫だと言ってくれ、
時に必要な情報も提供してくれ、安心させてくれましたので、不安があると助産院で話を聞いてもらうようになりました。

 


自分や赤ちゃんの体調を、自然界の力を借りて整えていく方法も教えてもらいました。
それは、あなたは自分で回復する力を持っているのよ、と
私の力を信じて、見守ってくれる暖かさがあり、自分なりに勉強して活用するようになっていきました。

 

その後、スキンケア用品が皮膚から身体の中に入り、体調を左右することを衝撃的な話を聞き、
今まで気を遣っていた食事以外にも、子どもを健康に育てるために、
もっと知ることがある、ということが分かってきたので、本やネットや、時にはメーカーに電話もしながら、調べました。

 

我が子を健康に育てたい、より良い環境で育てたい
と思ったからこそ、出会えた情報が見えてきました。

そして、子どもを元気に育てるために、
身体、食、スキンケア用品、医療、などの情報を調べ、お母さん達にお伝えするようになると、

「こんな情報が早く欲しかった、貴重な情報をありがとう」

との言葉も頂くようになり、楽しい時間を過ごしました。
そして、知れば知る程、私達は自分が本来持っている力を発揮できれば、健康でいられることが分かってきました。

同時に、産後のお母さん達の敏感な感情にも触れました。
私もそうだったように、自分が良いと思った出産や子育ての話をしても、
ある人にはそれが、嫌な経験を思い起こす話だったり、自分を否定されているように聞こえる話だったりすることが分かってきました。


このような経験を重ねるうちに、自分のコトを話すよりは、
一般的な話、相手に同調する話、をするほうが安全だと思うようになりました。

 

一方家では、主婦である私が、家を整え、外で働いている夫を支えるのが務め
だと思っていたので、子どもの困りごとなども、夫婦で向き合うというより、私が一人で勝手に悩み、解決策を考え対応していました。
食事や日用品を整えることで、子どもを元気に育てたいと思っている私の気持ちを、夫と共有しようとも思っていませんでした。

 

そんな生活が数年続いた頃、夫は仕事が忙しく、
イライラしては暴力的な言動をするようになっていましたが、それ以外の時間は
家族仲良く不満もなく過ごしていたので、私は自分のことを、
イライラする夫を受け入れているデキル妻だと思い、面倒なことには関わらずにいました。

 

そんな時に
「全てのことは自分が好きでやりたくてやっている事であり、自分の周りで起きていることは
全て自分の写し鏡で、自分が引き起こしている事である。」という話を聞きました。

私が思っていることを口に出して、
夫と会話をしないと状況は変わらない、と指摘されました。


自分を諸悪の根源のように言われ、納得できませんでしたが、夫に私の想いを伝えることにしました。

伝えなくても分かってくれるだろう、分かって欲しい、と思い、面倒なことには関わらないようにしていましたが、
夫の暴力的な言動も次第に治まり、伝え合うことで関わりが深くなることを経験しました。

 

今まで、自然に他人の状況に合わせて生きてきたので、自分の本当の気持ちを見つめ、伝えるには練習が必要でした。

良い悪いで判断せず、ただ事実だけを客観的に見ることで、徐々に自分の気持ちが分かるようになり、伝えることで自分と相手の考えが違って良いことも分かってきました。


しかし、今度は、
考えの違う相手と、どう接すれば良いかが分からなくなり、どうしたら良いの?と聞くことが増えてきました。


すると、私が本来持っている力に逆らっているから辛くなるんだよ、
どうしたら良いかは自分で決めて、自分の人生を生きればもっと楽になるよ、と言われました。

だいぶ自分本来の気持ちで生活しているつもりだったのに、まだ
自分の人生を生きていないのであれば、私がしたいことは何だろう?と
また自分に問い続けることになりましたが、そんな生活を続けていくうちに、
身体だけでなく、心にも、自分に合った本来持っている力があり、
それが発揮できることで、活き活きとした日々を過ごせることが分かってきました。

 

思い起こせば、耳が聞こえないことで情報がなかなか入らない、ろう者から、
情報の貴重さや、自分が決めたことを選べる大切さ、を教わりました。


私が大好きなろう者の手話が、あんなにもキラキラしているのは、
普段思いっきり自由に会話を楽しむ機会が少ないからこそ、自分の気持ちをさらけ出して会話している様子が輝いて見えるから、なのかもしれません。

 

常に元気いっぱいだったり、キラキラ輝いているなんて、ありえません。

人により求めるものが違うのも当然です。

心も身体も、トラブルが発生した時に、
自分が安心できる方法を知っていれば、心も身体も落ち着き、
自分が持っている力で、本来の自分を取り戻し、未来に進むことができると感じます。

 

だから私のライフミッションは、
誰もが安全で
安心できる情報と環境を選択することで
本来持つ自分の力を発揮し
自分の気持ちを伝えあい
活き活きとした日々を過ごし続けられる人を増やす
ことです。

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