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私のライフミッションは、

「どんな人も諦めることなく、今ここにいる自分を認めて、小さなステップから成長していける喜びを共に分かち合っていける世の中を作っていきたい」

です。

 

 

私と家族と社員

これは私の仕事の中でもまさに実践しているミッションでもあります。
私の仕事は大学の非常勤講師、幼稚園・保育園の先生になる学生さんに初歩のピアノと弾き歌いを教えています。学生の中には、はじめてピアノに触る子や音符の読めない子、音が取れない子、様々な環境で育ってきた子たちに対して、一人一人に合わせて指導し、一つ一つ出来るようになる喜びを重ねて、授業の最終試験には、一人1曲、皆の前で弾き歌いが出来るように教えています。

私は、4人兄弟の3番目にうまれ、のんびり屋で喋るのも遅く、おっちょこちょいで、母は心配していつも傍でサポートしなきゃと思われる子でした。
2歳上の姉はしっかり者でお喋り上手、手先も器用でなんでもできる姿にあこがれていました。両親は愛情深く、4人それぞれに向き合い、学びたい事を常に応援してくれました。
私は、会社内の社宅で育ったので、毎日、社宅に着くまでの会社内、社員さんに「ただいま~!」と挨拶すると、温かい「おかえり~!」を沢山もらえて嬉しく、お客さんには「いらっしゃいませ!」という挨拶習慣を幼稚園頃から身に着けていきました。このように会社の中で温かく、両親や家族、社員さんに囲まれて、安心・安全・ポジティブな環境で育ちました。

 

人生の大きな出会い

私に人生の大きな出会いがあります。それは小学校2年生の担任の先生です。
先生は音楽の先生で沢山の歌を教えてくれました。私はとにかく、お腹の底から歌うことが楽しくて、先生も私の声を褒めてくれました。歌集会でも一人マイクを持って歌わせてもらったりと他の先生からも友達も私の声を褒めてくれました。
私はそれがとても嬉しくて、「私には歌だ!私も歌える喜びを伝えられる先生になりたい!」と思うようになります。
中学から合唱部、クラシックの声楽を学び、高校、大学へと進学します。
私は歌う事は好きだけど、人前ですることに緊張が生まれ、大学の試験が近づくと、緊張感で精神的に滅入って、声のコントロールがおかしくなってしまう子でした。そんな時、声楽の恩師は、いつも
「怖がらなくても大丈夫よ。安心して、ただ歌うために必要なことするだけで
 貴方の声はちゃんと戻ってくるから」という温かい指導をいつも与えてくれる。
レッスンの中で、自分の出来なさに泣けて来る時があっても
最後には笑顔と感謝で「歌える喜び」を胸に帰る事が出来ました。

 

両親の言霊

私の父は、研究者になりたい夢があった人でしたが、大学院進学が叶わず、家業を継ぎました。だから私達、子どもが学びたい事に対してすごく凄く応援してくれました。私はその父の応援のおかげで大学院、海外留学まで行かせてもらう事が出来ました。
ウィーン留学は私にとって
自分がまさに変わりたい!と思った通り、つねに自己変容な時代でした。
自分が出来ないことに何度もぶつかり、悩む時、
両親の言霊が大きな心の支えとなって、感謝と勇気を与えてくれて前向きに進めました。
私は、初めてウィーンへ留学するときに
 父から「なにも出来なくて良いから、元気に行って元気に帰っておいで!」
 母から「あなたには沢山応援団がいるんだから、
     あなたは自分を大切にしなくちゃいけないよ」
両親がそれぞれ私にかけてくれた言葉は、私がつらい時、自分が嫌になる時に、
耳元でささやくようにやってきます。
歌の勉強、語学の勉強、色んな事が上手くいかない時
父の言葉が私に降ってきます。。

「あぁ、私は歌が出来るから愛されるんじゃない、語学が出来るから愛されるんじゃない。何もできない私でもそのまんまを愛してくれる人がちゃんといるんだ!
ただただ私の元気な姿を思って、帰りを待っていてくれる人がいる。そう想ってくれる人達に恥じない自分でありたい!」と思えることが何度もありました

また、私が寂しいなっと歩いていたら、街で変な人に付きまとわれて、怖い思いをした際に、私はどうしてこんなことになるんだろう!こんなことが起こる自分が嫌になり、自暴自棄な気持ちになった私に、母の言葉が頭をよぎるのです。
「あぁ、私は今、甘くても良い、自分を大切にしなくちゃいけないんだ。
ひどい大事に至らなかったことに感謝して、自分を大事にしなくちゃいけない。」
両親の言霊が、どれだけ私を守ってくれたか!支えてくれたか!を本当に事あるごとに実感したのです。
 私は両親が与えてくれた多くの愛情・応援を同じようにはできないけれど、
私も、ありのまんまを愛される喜び・安心感を与えられる人間になりたい。と

 

留学時代の葛藤

留学時代、いろんな経験をしました。ちょうど最後の年となる時期、私は望んでいた進学が叶わず、自分の身の丈を思い知る時期でもありました。
そんな時、一緒に住んでいた日本人の子とぶつかってしまいます。
親のサポートがあってこそウィーンにいられる私とは違い、
全て自分で準備してウィーンまでやってきた相手。
ぶつかってしまったとき、私が育ってきた親の愛情だと思って受け取ってきた何気ない言葉かけすら、相手には迷惑なのだ!と自分が一緒に住んでいる事で相手に嫌な思いをさせていると知ってしまった。
それが、ただただつらくて、自分が嫌になり、そこにいられなくなり、
「もう離れよう!それが一番お互いにとって良いことだ!」
家を早く出て引っ越す決心をして、今いる場所から新しいアパートへ引っ越しました。
私は、自分の何気ない言葉かけすら、相手にとっては迷惑だ!という怖さと不安で
自分からアプローチできない時でした。それでも私を誘ってもらえる相手には、感謝して報いようと思って過ごしていました。
「自分はここにいちゃいけない人間なんだ。わがままを言って、親に迷惑をかけて今いる自分はいけない子」という想いが自分を責め続けていました。
でも、そこへ第二の母のようなメンターの先生が、ちょうどヨーロッパ周遊でウィーンを訪ねてくださいました。お会いでき、観光をご一緒させていただきました。その中で先生は「あんたは、この海外で一人で生活しているだけでもよくやっているよ。大したもんだ。」温かく声をかけてもらえました。
私は「今自分がここにいること」を認めてもらえたことがすごく嬉しかった。
わがままを言って親に迷惑をかけていることも事実、
自分が言ったんだから自分の事を自分でやるのは当たり前。
でも、
「今、私がここに生活していること」そのものを認めてもらえた安心は、
私にとって「こんなできない・わがままな自分でも、今ここにいていいんだ。」
自分の中に大きな大きな安心感が溢れだして、人への怖さも、自分への不信も浄化された感覚になりました。そうしたら、私自身を取り巻く友人が自然と変わり、
まるでテレパシーのように繋がる友人が増えて心穏やかに過ごせるようになりました。とても幸せな最後の1年を終え、日本に帰国しました。

 

 

恐れを乗り越えた先に…

しかし日本に帰ってきたばかりは、自分が何をしてよいのか?わからず、人と会うのが怖くなりました。それは、「今、何してるの?」と聞かれたくないから、今、答えられない自分が嫌で、何もできない自分を責めて苦しくなる日々がありました。人の目が怖くなり、歌う事にも恐れがでてしまい、私はココロとカラダのワークに興味を持ち、参加しました。
そのワークの先生がはじめに言われた言葉が私の心にとても響きました。
「今日、皆さんは、今ここに来た事だけで満点なんですよ!
 さぁ、貴方は何を今日、持ち帰りたいですか?」
ここにいてよいのだ!と認めることが出来る事は、本当に心が安らぐ。
その後、自分の想いを形にしようと自主企画のコンサートが開催できました。
その直後、私は恩師達からの大学講師のお仕事をいただく事が出来ました。

 

 

私の夢

私は幼い頃の「歌える喜びを伝えられる先生になりたい」という夢が叶い、
すごく凄く嬉しかったです。

私は、温かい恩師達に丁寧に教えてもらって、不器用な私でも
 「安心して、小さなことから一つ一つ、できるようになる喜び」を
  沢山、経験・実感して得ていく事ができたからです。
教える事は、私が教えてもらった事への恩返しの循環でもあるのです。

大学で教える仕事は私に、素晴らしい学びと一つ一つ出来るようになった時の学生の笑顔が何よりの幸せを与えてくれました。

 

LMC協会との出会いによって

では、私がなぜこのLMC協会に出会い、ミッションを見つけたか?
それは、昨年、一つの大学の仕事が契約満期を迎え、コロナ過で歌う事が縮小となり、今まで与えられて来た仕事から、自ら起業していく為の原動力、自分の言葉で伝える力を養いたい!と強く想いました。
TW養成講座の学びは、まさに自分の人生を振り返り、過去があって今がある、
ポジティブもネガティブも安心・安全・ポジティブな場で堀部優規子講師と9期の仲間と分かち合うことが出来ました。
「やっぱり私は歌が好き、歌えるって素敵なこと!楽しいんだ!って伝えたい」
 ~学ぶだけでなく、教えたい!伝えたいんだ!~
と自分の幸せのコップに気づくことが出来ました。

人は不安が先立ち、今いる自分を肯定することが出来ない時もあります。
そんな時、私は伝えたい
「大丈夫!貴方は今、ここに元気に来てくれたことだけで充分満点なんですよ!
 さぁ、貴方は今日ここで、どんなことを持ち帰れたら嬉しいですか?」

LMCのフィロソフィーにあるように
今いる自分が安心して「ここにいて良いんだ!」自分に許可を出せたとき、
「心の平安」と取り戻すことが出来るのだと私は実感してます。
だからこそ、安心・安全・ポジティブな場づくりが、
その場を分かち合うすべての人に大切なのです。
「心の平安」は、静かな湖面の月のようにありのままの「自分の気持ちに気付く」事が出来ます。

私のライフミッションは
「どんな人も諦めることなく、今ここにいる自分を認めて、
小さなステップから成長していける喜びを分かち合って行ける世の中を作りたい」
そうしたら、喜びを分かち合える素敵な和がどんどん広がっていける、
安心・安全・ポジティブな世の中になっていけるbでは、私は想っています。

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