『出してはいけない』と思う自分を表現して、氣づいたこと。

とりあえず、描けた！

よくわからずに描いたものの

しばらく感じてみるとすごく深くて。

なんだか親しみがわいてきて

お出かけに連れて行ったりもしました。

（明石大橋と）

表現する講座のなかでも

たくさん自分と向き合うワークがあって

自分の内側を表現するからか

日常でもネガティブな感情

（我慢していたもの）が

出てきたりもして。

そのたびに

絵を描いて感情を出して

本当によく向き合いました。

そして、第二回の講座が終わって

今度描くのは

『光』　と　『闇』

キャンバスに向かって

描き始めたものの・・・

また、よくわからない。笑

とりあえず

目についた色をだして

塗り広げてみる。

海みたいになってきて

そこに命の光が

ぽつりぽつりと

生まれてきた。

光が描けたら

今度は闇。

これまで

黒や茶色は

『汚くなるんじゃないか』

そんな抵抗感があった。

だからこそ。

思いっきり汚くして

思いっきり塗りつぶしてやりたい。

そんな悪意すら感じる

自分の内側のエネルギーが

こわいくらい、わいてきた。

汚いと感じる色で

思いっきりぐちゃぐちゃにした。

これでもか、というくらいの

力をこめて。

そして

敬遠してきた黒で

思いっきりぬりつぶしてやろう。

うすら笑いをうかべるくらいの

見下げるような冷たい視線と

そこから放つエネルギーを

手の指にこめて

思いきり、黒で塗りつぶした。

全部、見えなくしてやる。

全部、塗りつぶしてやる。

明るい笑顔や

優しさなど1ミリもない。

自分の中にいて

過去、封印したはずの

すべてを破壊し、つぶすような

ぞっとするほど冷酷で

残忍なわたし。

ダークサイドに堕ちていたころの

わたしのエネルギー。

そうなんだ。

わたしは優しいひとである一方

憎悪、妬み、恨み

色んな感情を体験してきたし

対極にものすごい残忍さや

冷酷さを持っている。

そのひどさは

自分が一番よく知っている。

『出してはいけない』と

封印してきたわたしの裏側を

全部だした氣がした。

そんな

うずまく真っ黒なエネルギーを

全力で表現しながらも

『それも、わたしの一部だよね』

『たしかに、あったよね』

『いまは、もうないね』

そんな風に、

冷静に上から見て受容して

観察しているわたしもいた。

表現している指先のわたし

冷酷な目線のわたし

観察しているわたし

三つの視点と感覚が

同時に存在する不思議な感覚だった。

その翌朝。

まだ足りないなと思ったので

色を足すことにした。

一色広げて塗ってみた。

家族がお休みだったので

息子に頼んで色を1色だしてもらい

広げて塗ってみる。

せっかくなので、

娘にもお願いして

広げて塗ってみる。

ここまできたらと

主人にもお願いして

広げて塗ってみる。

家族みんなにお願いして塗ったら・・・

すごいパワーが生まれた。

これが、わたしの

『光』　と　『闇』。

驚いたのは

真っ黒な闇のときの

写真を見たひとに

『美しさすら感じる』

と言っていただいたこと。

憎悪、冷酷さ、残忍さ。

出してはいけないと思い

一生懸命封じこめてきたもの

『出してはいけない』と思う自分を

これでもかと表現すると

他者からは

『美しい』とも見えるんだと知った。

そして、そこから生まれるのは

底知れぬ強さを持った光だった。

『出してはいけない』

そんな自分を封じこめているから

黒や茶色を汚くなるかもと感じて

使うことに抵抗があったんだなぁ。

出してはいけないと思ってきた自分も

出していいと許可できたこと。

実際に表現をしてみる

その体験ができたことが

内側にあったドアをひとつ

開けてくれたように感じました。

人生の闇の底におちたわたしを

すくい上げてくれたのは

わたし自身の意志と

家族の神意（あい）だった。

これは、まぎれもなく

わたしが人生のなかで歩み

得てきたもの、そのもので

その先にある

強さのある光に向かう過程だった。

それもまた

俯瞰してみる事ができました。

闇があるからこそ

光が感じられる。

過去のわたしも

変化を支えてくれた家族も

本当にありがとう。

感謝がわきあがってきました。

⇨闇だと感じてきたものは、光があたることで輝きだす。に続きます