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体験レポート

「どうしたら」を一緒に考える

Category : 未分類  Date : 2020年08月04日


こんにちは。
元中学校教員のライフミッションコーチのくろいわ慶圭です。

いよいよ子供たちの夏休みが始まりました。
我が家も小学生の長女と幼稚園生の次女が夏休みに入り、0歳児の長男は伝い歩き真っ最中で、
家のことと自分の作業と、子供たちの宿題と・・・バタバタしております。
しかも、このコロナの感染も気になる今年の夏。
どうしてもお家で過ごす時間が増え、
充実した夏を過ごさせてあげたい気持ちと、それに追いつかない作業量の狭間で悪戦苦闘しています。

みなさんはどのようにお過ごしですか?

教員時代も仕事量の多さと、自分の子供に手を抜きたくない・妥協は嫌だけれど時間がない!
というジレンマがありました。

私が心身ともに疲れていると、
子供たちが「もっと私を見て!!」という行動が目立ちます。

もっと私を見て!
ご飯を食べさせて!着替えさせて!!おんぶして!!!

いつもなら「あら?どうしたの?」と応じられることや、
さらっと「これが終わってからね~」なんて流せることが、

今、ムリなのよ!!

となります。(なってました。)

そんな私をハッと気づかせてくれたのが、当時のクラスの男子生徒でした。

「先生?いつもは一緒に考えて話を聞いてくれるのに、最近忙しんだね。」

そういえば、「ちょっと待っててね。」といって待たせてしまうことが多かったと気づきました。
「待っててね。」「明日でもいい?」「忘れ物多いよ!」なんて言葉が多く、
時間がない、時間がないと焦っているのは私でした。
そこに子供たちを巻き込んでいるのも私。

ふっと力を抜いて考えると、
確かにキツキツな毎日なんだけれども、
子供の要求と向き合う5分・10分は一日のなかの”たった5分““たった10分”なんですよね。

そして、当時のクラスに取り入れようと再勉強していたマリア・モンテッソーリの言葉が
より気づきを与えてくれました。

「もし子供を必要以上に非難した場合、その子は批判することを学ぶでしょう。またあなたが子供を定期的にほめた場合、その子は尊重することを学ぶでしょう。」

つまり、言葉かけの重要性。
〇〇が出来ないよねと言われ続けると、自分は〇〇が出来ない子なんだと思い込み、
批判することを当たり前としてしまう。
できないこと探しの目が育つ。(これ、本当に得意になってしまいます。)
「なぜできないの?」「どうして分からないの?」とパートナーに対しても、子供に対してもついも言ってしまいがちですが、
心身が疲れていると言葉がきつくなり、子供にも言葉をぶつけやすくなってしまいます。

そんなときは、ちょっと一呼吸おいて・・・

「どうしたら」に言葉を変えてみたらどうでしょう?

「どうしたらいいのかな?」

きっと、「う~ん、わかんない。」と言われるかもしれませんが、
そこでもう一度(怒らずに)「どうしたら出来るかな?」と問いかけると、
子供なりに考えて答えが出てきます。
面白珍解答も出ますが、それはそれで和みます。

そして、見守ってあげる。

中学生にも、幼児にも効果的でした!
回数を重ねると、だんだんと落ち着いてきます。
一緒に考えているよ!あなたを見ているよ!!のアピールにもなります。

そして、自分の発する声を最初に聞くのは自分自身。

どうぞ自分にも柔らかな声を届かせてあげてください。

もう一つ、おまけ。
モンテッソーリは24歳ごろにようやく人間が完全な大人になると言っています。
それまでを4段階で分けているのですが、
私が11年間関わっていきた第3段階(12歳~18歳)の中学校段階(12歳~15歳)のお子様をお持ちの方からの相談が、
思春期真っただ中!もうどう関わればいいの?!
面談でもよく耳にします。
安心材料になるか、わかりませんが・・・
12歳になると、もう一度「生まれたて」の時のような状態になるそうです。
新生児が激動の時間を過ごしたのと同じように、今度は体が子供から大人へと変わる激動期。
精神的にも肉体的にも動揺し不安定になります。
そんな時に、新生児のように手をかけてあげないと!と不安になりますが、
同じ激動期でも、子供→大人へと変わる時期。
関わり方にも違いが!
幼少期程手はかけてあげられないけれど、“あなたのことは見捨てないよ”“見ているよ”“信じているよ”
心がけと声掛けが大切と学びました。

どうぞめげずに、この時期はこういう時期と割り切ってみるといいのかな~なんて思いました。


長々とつい書いてしましましが、
お読みいただきありがとうございました。
よい一日でありますように☆


(参考;「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」相良敦子著)




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WRITER
くろいわ 慶圭 先生  
Yasuka Kuroiwa

1983年生まれ。射手座☆A型。埼玉県在住。
小2(女の子)、年長(女の子)、0歳(男の子)のママ。
 
念願の公立の中学校で教員として社会人生活をスタート。
初任者の先生への指導やクラス経営等やりがいのある日々を送っていましたが、
産休後復帰で育児とワークバランスに悩み、疲れ果て、心に余裕がなくなり、教員生活11年目で退職を決意しました。
その後、短時間勤務で始めた不登校生徒対象の学習教室で、ポジティブに、時にオーバーすぎるほど褒めて子供たちと向き合い過ごすと、自然と子供たちが輝き、自己肯定感が上がり、目標が持てるようになり、教室へ復帰できる子が増えました。
この出来事から今まで忘れていた“気づき”を得ました。
【未来を担う子供たちを輝かせるため、子供たちをとりまく大人を輝かせること】をライフミッションに活動していきます。
家庭でも職場でも、もちろん職員室でも、心が疲れている大人たちにもう一度自分に自信をもって輝き、生き生きと働けるようお手伝いします。その光輝いた大人を見て、子供たちが“大人になった自分・働く自分”に夢がもてると信じています。
 
好きなこと:アロマ、ヨガ(インド仕込み!)、映画鑑賞、植物を眺めること
動物占いは統率力のあるライオン、セーラームーン占いは冷静沈着セーラープルート